「バーガーランド物語」第4巻のあらすじ  
第1章 「働く人々の会」
 

カンリを守るための組織をつくるため、ショップのみんなに呼びかけを開始したソロウ。最初の集会には大勢の仲間が集まり、口々に自分の希望を言った。その声に勇気づけられて、ソロウは上司に意見を言いにいった。しかし、その意見をまともに取り合おうとしない上司。ソロウは、無力感を感じながら、廊下でいつまでも打ちひしがれるのだった。その様子を見ていたオックとレイ。ソロウを何とかしようと、2人はユーリの元へ行こうと考えた。

第2章 「謎の老人」
 
シニアビレッジのユーリの元を訪ねたオックとレイ。そこでユーリと共に出てきたのは、あの謎の老人だった。そこで、謎の老人の正体が国王であることを知らされ、さらに国王が同じ老人の世話をしていることに驚くオックとレイ。2人は、ユーリと国王の仕事を手伝ったあと、国王に向かって、自分たちの仲間であるソロウの窮状を訴え、さらに今回の改革を始めた理由を質問する。その質問に対して国王は、いまバーガーランドには大きな危機が迫っていると言ったあとで、自らがソロウを救うためにショップへ行くと言った。
第3章 「歌うたいの昔話」
 
上司との話しがうまくいかずに落ち込むソロウ。そこへ、あの謎の老人とユーリがショップへ入ってくる。そして、その謎の老人の正体が国王だと知って驚くソロウ。やがて国王は、ショップの全員に向かって、昔バーガーランドにいたという歌うたいの昔話を語り始める。その話しを終えたあとで、ショップのみんなに向かって欲しいものを尋ね始める国王。さらに上司に向かって、ハイパーマシンの件での利己的な態度を追求する。そして最後に国王は、ショップのみんなに向かって、いまの自分たちにとって心から本当に欲しいものを考えてくれるように訴えるのだった。

第4章 「新しい物語のはじまり」
 
国王がショップを訪れてから数ヶ月がたったある朝。いつものようにショップへ向かうオック。しかし、街中のシンミの話す言葉は、以前とはどこか違っていた。食堂へ入ると、そこには仲間がたくさん集まって、生き生きとした様子で仕事の話しをしており、上司の態度も以前とはまったく変わっていた。そして、壁には新しい貼り紙が貼られて、そこにはバーガーランドの新しいルールが書かれていた。ソロウが始めた働く人々の会の活動もまた、以前とは様変わりしていた。そんなソロウの耳に聞こえてきた不思議な音楽。遠い空の彼方から聞こえてきたその音楽は、バーガーランドにいま新しい物語が始まったことを告げるものであった。
 
あとがき
  『バーガーランドへの感想』
<吉本興業プロジェクトチームプロデューサー 大谷 由里子