「バーガーランド物語」第2巻のあらすじ  
第1章 「奇妙な箱」
 
最初の貼り紙に書かれていた改革案に対して、自分なりの答えを探し出したソロウ。そんなソロウの前に、またしても新しい貼り紙が現れた。しかし前の貼り紙とは違い、今度の貼り紙を見ても誰ひとり騒がなかった。そして、部屋の片隅に置かれていた奇妙な箱。その意味を誰も分からず、何も言わずに仕事場へ行ってしまったソロウと仲間達。食堂には新しい黄色い貼り紙だけが残されていた
第2章 「シンミのルール」
 
久しぶりに幼友達のシンミに会ったソロウ。ソロウは、数日前に食堂に貼り出されていた貼り紙に書かれていた改革案のことを幼友達に言った。すると、それを聞くと幼友達はとても喜び、シンミの世界におけるルールについて話しはじめた。しかし、ソロウはなぜそれが大切なのかがさっぱり分からずに、ぞんざいな態度を取ってしまう。そんなソロウの態度を見て怒り出す幼友達。しかし、それでもソロウはまだ、新しい改革案がなぜ必要なのか理解できなかった。
第3章 「新しい役割」
 
ある日、ソロウは上司の部屋へ呼ばれた。上司がそこでソロウに与えた新しい役割。その役割を聞いて戸惑うソロウ。やがて職場に戻ったソロウは、新しい役割に対する不満で仕事が手につかなくなる。その夜、家に帰ったソロウは熱を出して寝込んでしまう。そしてソロウは仕事へ行く気力をなくし、とうとう仕事を休んでしまった。

第4章 「想像する力」
 
仕事を休み続けていたソロウは、天気の良さに誘われて近くの湖に散歩に出かけた。そこで出会った不思議な老人。その老人が話す「力」の話に、ソロウはしだいに自分に欠けていたものに気づかされていく。そして勇気を得たソロウは、ふたたび職場へと戻っていった。そして自分の新しい役割に対して、前向きに取り組み始めたのだった。
 
あとがき
  失敗から学ぶ 〜失敗から創造へ〜
東京大学名誉教 畑 村 洋太郎